親のことで不安になり地域包括支援センターを知っていざ相談となった時、正直あまり期待していませんでした。
ところが、様々なサービスやサポート、制度のことなんかも教えてもらい、不安が小さくなっていきました。
この記事では、地域包括支援センターで教えてもらえるサービスや支援制度で、相談して良かったと思っているものをまとめて書いています。

制度の幅広さに驚いた日
地域包括支援センターに初めて相談したとき、正直「介護保険の手続きくらいのことが相談できるのかな?」と思っていました。
でも、実際にはそれだけじゃなかったんです。
食事のこと、移動のこと、道具のこと――「えっ、そんなことまでサポートあるの!?」と、教えてもらうたびに驚きの連続。
この記事では、そんな“想像以上”だった支援制度のなかでも、実際に私たち姉妹が知ってよかった&活用を検討したものを中心にご紹介します。
地域包括支援センターで教えてもらえる主な支援制度
1. 訪問介護(ホームヘルプ)
- 自宅にヘルパーさんが来てくれて、身の回りのことをサポート。
- 利用者の状態に応じて、掃除・食事・排泄・入浴などの介助が受けられます。
- 必ずしも毎日でなく、「週1回、30分だけ」といった形でも利用できます。
いつかのために知っておこう」と教えてもらった制度の一つ。
最初に訪問した当時、母はまだ身の回りのことはできていたけれど、「2. 通所介護(デイサービス)
- 日帰りで施設に通い、食事・入浴・リハビリ・レクリエーションなどを受けられるサービス。
- 送迎付きで、家にこもりがちな高齢者の外出機会や交流の場になります。
「閉じこもりがちで、昼夜逆転してきた…」「お風呂にあまり履いていないかも?」そんなときに相談したら勧められた選択肢でした。
ただ、これに関してはなかなかハードルが高くて、、
プライドの高い母は「絶対行きたくない!」と言って、行ってくれませんでしたが。。
この辺りの話しはまた別の機会に、、
3. 配食サービス・買い物支援(助成制度あり)
- 栄養バランスのとれたお弁当を決まった時間に届けてくれる配食サービス。
- 一部自治体では、助成金が出ることもあります。
- 見守りを兼ねて「手渡しで安否確認」してくれる業者もあります。
毎日昼食だけお願いしてから、父の様子も改善して、遠距離の私たちも少しホッとしたことを覚えています。
4. 福祉用具購入・レンタル助成
- 手すり、歩行器、シャワーチェア、介護ベッドなど、日常生活を安全に送るための用具。
- 介護保険の認定が下りると、レンタル・購入の費用が助成されるケースが多数あります。
「そろそろ家の中で転倒が心配…」と思ったときに、相談先として非常に頼りになりました。
5. 自立支援給付(介護保険外のサポート)
- 精神疾患や知的障害、発達障害のある人に向けた、自立支援医療や生活訓練などの給付制度。
- 認知症が進行してきた場合にも、一部の給付が該当することがあります。
介護保険以外にも、支援制度ってあるんだ」と気づけたのが大きな一歩でした。
「
制度を使うまでの流れは?
制度の種類にもよりますが、利用までの一般的なステップは以下のとおりです。
▶ 利用までの基本の流れ
- 地域包括支援センターに相談
- 状況に応じた制度の提案を受ける
- 必要に応じて要介護認定の申請(介護保険)
- ケアマネージャーがプランを作成
- サービスの選定・契約・利用開始
- 利用にあたっては、所得や要介護度によって費用負担が変わるので、遠慮なく「費用感」も聞いてOKです。
- 書類や申請の代行サポートも、ケアマネージャーさんがしてくれる場合があります。
まとめ:「知らなかった」ではもったいない!
支援制度って、いざ調べようとすると複雑で、どこから見ればいいかわからないことも多いです。
でも、地域包括支援センターでは「今の状況に合ったもの」を丁寧に紹介してもらえます。
私たち姉妹にとっては、「なんとなく不安だったけど、まだ制度は先のことかな…」と思っていた時期に、こういった情報を得られたことが大きな安心につながりました。
- 制度は「先の話」ではなく「今の安心」にもつながる
- 自治体によって制度内容・助成対象が違うので、地元の包括支援センターに聞くのがベスト
- まずは「こんな制度があるらしい」と知るだけでも前進!
「なんとなく気になる」「ちょっと困ってきたかも」そんな段階でも、地域包括支援センターは話を聞いてくれる場所です。
ぜひ、早い段階で一度だけでも相談してみてくださいね。
